働き方改革により、会社で働いていても、テレワークの導入により自宅で仕事ができるようになってきました。他方、自宅で開業する人も増えてきています。そのような人たちは、個人の能力をフル活用してさまざまな方法で稼いでいます。今回は、自宅でできる仕事いわゆる在宅ワークについてご紹介します。
自宅開業ができる仕事の種類
自宅で開業ができる仕事には、大きく分けて以下の種類が挙げられます。もちろん複数の方法を同時に利用する場合もあります。
パソコンを使う
ITの普及により、会社でも1人1台パソコンが貸与されるようになっています。また、個人でも安価にパソコンを手に入れることができます。IT化が進み、インターネット回線を利用すれば、直接顔を合わせることなくパソコンさえあれば仕事ができるようになってきています。初期投資が必要ない分、比較的取り組みやすい反面、詐欺などの被害に遭う場合もあるので気をつけましょう。
スマートフォンを使う
IT技術の進化によりパソコンに匹敵する機能を持つスマートフォンやタブレットも販売されるようになってきています。さらに、スマートフォンは持ち運びや取り扱いに便利な面もあり、その便利さを利用し、仕事ができるようになってきているのです。便利にできる反面、競争も激しいためあまり稼げないというデメリットもあります。
家や部屋を使い、モノを作る
自宅や部屋を利用して、何かものを作り出すという方法もあります。従来の内職に近いものからクリエイティブな活動に至るまで様々な仕事の方法も。モノなどが売れれば大きな収入になりますが、手間をかけて作ったのに全く売れない・ムダになってしまうというデメリットもあります。
家や部屋を使い、ヒトに向き合う
自宅や部屋を利用し、他人にサービスを提供する仕事です。サービスが軌道に乗れば、ビジネスとして大きな収入を得られる反面、初期投資が必要な分参入が難しい、失敗したときのリスクが大きいというデメリットがあります。
それぞれどのような仕事があるのかみていきましょう。
パソコンを使う
パソコンを使う仕事には、以下の仕事が挙げられます。
データ入力・テープ起こし
会社などから請け負い、決められた数値などを表に入力していくデータ入力や録音された音声などを文字に起こしていくテープ起こしなどがあります。数値は税理士事務所、テープ起こしは企業の会議録などに利用されます。ある程度技能や慣れが必要になってきますので、慣れないときは失敗するリスクや時間ばかりかかってしまい収入にならないなどのデメリットも。
WEBライター・WEBデザイナー・プログラマー
文章やデザイン、プログラミングなど一定の技能を元に、依頼者の求めに応じて提供します。経歴や実績がないと単価が低くお金にならない、仕事がそもそも来ないなどのデメリットがあります。
アフィリエイト
自分でサイトを用意し、宣伝文句や記事などの広告を生み出し、モノを売っていきます。マーケット知識などを必要とします。売れなければ収入になりません。
翻訳
一定の文書を外国語に、外国語の文書を日本語に翻訳するものです。語学力や専門的な語彙力がないと仕事が来ない、単価が低いというデメリットがあります。
スマートフォンを使う
スマートフォンを使う仕事には、以下の仕事が挙げられます。
ネットオークション
ご自身の不要となったものを、スマートフォンのオークションアプリなどを利用して出品していきます。さらに、質問などに答え、実際に売れた場合は、送付するというものです。利用に手数料がかかるため、場合によっては手間の割にはお金にならないという事態や出品方法が下手で、クレーム対応に追われるなどのリスクがあります。
動画撮影
面白い、役に立つなどの動画を撮影し、投稿サイトに投稿していきます。閲覧数などに応じて収入を得ることができます。もっとも、競争が激しいため、閲覧数がそれほど多くならないために収入にならない、審査が通るまで時間がかかるなどのリスクがあります。
レシピ投稿
料理が得意な方は、料理の手順などのオリジナルレシピの投稿などで収入を得ることができます。収入を得られるサイトとそうでないサイトを区別しなければならないというリスクもあります。
写真撮影
ご自身が撮影した写真を買い取ってくれるサイトや買い取った人数に応じて収入になるサイトに投稿します。撮影してアップロードするだけですので、初期投資は安価に済む反面、競争が多いため、収入を得るには誰も撮らないけれど需要があるなど、撮影を工夫する必要があります。
家や部屋を使い、モノを作る
自宅などを使い、ものを作る仕事には、以下が挙げられます。
ハンドメイド
ハンドメイドで作ったものを売ってお金にするものです。ご自身の趣味がハンドメイドならば趣味と実益が直結しますが、売れなければお金にならないというリスクがあります。
農業
自宅の庭や畑などを利用し、農業を営む方法です。農業をするためには、一定の手続きが必要となります。また、天候に左右される、収穫までの期間や手間がかかるというリスクがあります。
洋裁・和裁
一定のニーズに応じて洋服や和服を作るという仕事です。きちんと材料費と手間を含めた価格設定が必要となっています。作って売る場合、売れ残るというリスクがあります。
DIY
依頼に応じてDIYを請け負う仕事です。たとえば本棚が欲しい、棚を付けて欲しいなど依頼はさまざまで、依頼に応じる能力が必要になります。まったく依頼が来ないというリスクも。
家や部屋を使い、ヒトに向き合う
自宅などを使い、ヒトに向き合う仕事には、以下が挙げられます。
飲食店
脱サラで過去に人気が高かった自宅開業としては、喫茶店経営などの飲食店経営があります。一時期ラーメン店を開業する人も多く見られました。ブームなどになり売れれば大きな儲けになりますが、流行が過ぎてしまう、客足が鈍いという場合、初期投資もできないリスクも。
コンビニエンスストア
コンビニエンスストアのフランチャイズ経営です。初期投資だけでコンビニエンスストアの本部がしてくれます。もっとも、人材などは自分で確保しなければならない、さまざまな決まりごとを守らなければならないなどのリスクもあります。
美容院・ネイルサロン
美容師やネイリスト、エステティシャンが自宅開業する場合です。自分が理想とするお店にすることができる反面、顧客に継続してもらわないと固定費さえ支払えないというリスクがあります。
教室開業(そろばん、書道、ピアノ、学習塾)
そろばんや書道、ピアノ、学習塾など、ご自身の能力を活用して教室を開業する方法です。フランチャイズから個人経営までさまざま。クレーム対応だけでなく、個人経営の場合、月謝の支払いなどの管理まで自分でしなければならないというリスクがあります。
まとめ
現在、個人の能力などを活かしてさまざまな仕事を自宅ですることができるようになっています。当たれば大きいけれど、当たらないと借金が残るだけというリスクがあるものから、初期投資はほとんどないけれども、競争が激しすぎて仕事がないリスクがあるものまでさまざまです。興味があれば、副業から始めて様子をみていくという方法もあります。ぜひ検討してみてください。