仕事で失敗するとクビになってしまうのでは、と不安になることもあるでしょう。仕事から逃げ出してしまいたいと思うこともあるかもしれません。しかし、クビになることは早々ありませんし、逃げ出すこともできません。なぜ仕事で失敗してしまうのか、どうしていったらよいのかなど原因や対策についてみていきませんか。
 

仕事の失敗をする人の特徴

iStock-492619374
仕事に失敗してしまう人にはある程度特徴がみられます。もちろん誰でも仕事に失敗するリスクがあるのです。なぜ失敗してしまうのか、その原因などについてみていきましょう。
 

集中力がない・欠けている

仕事をする上で、ちょっとしたミスはつきものです。しかし、そのミスはご自身で見直していくときに発見し、結果的に失敗しないようにしていきます。もっとも、仕事において集中力がない場合、ミスを修正することができません。集中力が欠けている場合、ミスばかりでどうにもなりません。ちょっとしたミスでも大きな失敗に繋がることもあります。そのため、仕事は集中力が大切といえるのです。
 

確認不足

仕事においては、日々のルーティンワークからプロジェクトまでさまざまです。しかし、共通するのは上司の監督の元で行うという点になります。手順や方法などを上司などに確認せず勝手にしてしまい失敗に繋がることもあるのです。仕事は部署でのチームプレーの場合も多くあり、本来個人の判断で決められる事項は少なくなっています。
 

重要度・すべきことの優先順位付け

仕事において、重要度の把握はとても重要となります。これを把握せず、やりたいものからしていき重要な仕事の期日までの時間がなくなってしまい慌ててすると失敗に繋がってしまいます。優先順位付けをし、重要度の高い仕事から手をつけていくなど、全体を把握した上で仕事をしていく必要があるのです。
 

報告しない

自分が任させている仕事について、失敗したかもと不安になった場合、上司に報告し、指示を仰ぐことで失敗に繋がることを防止できることもあります。しかし、報告せずに勝手に進めてしまい、結果失敗するという場合もあるのです。仕事には「ほうれんそう」が重要という言葉があるように、報告・連絡・相談はビジネスの基本になります。
 

自信がない

仕事に自身を持って取り組む場合と自信がなく取り組む場合とでは結果が変わっていきます。物事に対して積極的に取り組む方がうまくいく確率が上がるのです。やる気がない、消極的、やらされている、いやいややっている、自信がないという場合、ミスをしてしまったり、大きな失敗をしてしまったりすることが多くなっていきます。
 

仕事で失敗した時の、「仕事で取り返す」ための方法と対策

iStock-683612868
仕事で失敗したとき、仕事で取り返せばいいといわれますが、どのように取り返したらよいのでしょうか。
 

成果を上げる

仕事で取り返すという言葉から分かるように、今後はきちんと仕事で成果を上げるということです。たとえば、取引先を怒らせてしまい、受注が取れなかったという失敗をしたとしします。しかし、別に受注先を見つけてくれば、トータルとしての受注は変わらなくなるのです。こうした、他で成果を上げることで、失敗を取り返すことができます。営業など契約者を取っていくという仕事ではない場合は、別の仕事で成果を上げることで、仕事の失敗を仕事で取り返したということができるのです。
 

同じ失敗は二度としない

仕事には失敗はつきものです。特に配属されたばかりの頃や新入社員の場合、ある程度の失敗は想定されています。たとえ仕事で失敗したとしても上司レベルで対処できるものが多いのです。大切な点は同じ失敗は二度としないということになります。なぜ失敗してしまったのか原因をはっきりと突き止め、今後どうすればそのような失敗をしないで済むのかというところまで分析するようにしましょう。そして、失敗しないようにするのです。分からない場合は、上司に相談してもよいでしょう。失敗した経験を次の仕事に活かしていくことが「仕事で取り返す」ということになっていくのです。
 

仕事の仕方を再確認

仕事で失敗したときの原因を確認するとともに、その仕事の仕方で正しいのか再確認しておきましょう。効率化を図るとして、実はミスに気が付きにくくなっている場合もあります。本来どうすべきだったのか、今一度確認し、次の仕事では失敗がないようにする必要があるのです。

また、仕事は毎日や毎年など一定の周期で少し形を変えて出てくるものも多く存在します。そのため、以前の仕事のやり方などは残されていることも多いのです。特に同じような場合、資料の項目なども同じものが求められるため、過去の資料を参照して行う必要もあります。仕事についての確認を上司にしていれば、3年前に同じような仕事があったなどとアドバイスを受けることもできるのです。上司と組むような場合、上司が作成したプレゼン資料を土台にアップデートした方が承認される可能性も高まります。こうしたちょっとした確認作業が失敗しないことへも繋がっていくのです。

心身の健康を図る

仕事を行う上で、集中力は大切です。集中力は、心身が不健康な場合どうしても落ちてしまいます。睡眠不足の解消やストレスの解消などをして、仕事に臨むことで今後において仕事の失敗を防ぐことができるようになります。
 

仕事で失敗した時の、気持ちの回復方法

iStock-946632124
仕事で失敗したとき、どうしても気持ちが暗くなりがちです。どのように気持ちを回復していけばよいのでしょうか。
 

リフレッシュ・気分転換する

仕事で失敗したとき、気分が暗くなりますが、このようにテンションが低い状態で仕事を続けていると、他の仕事でもミスをして失敗に繋がり、失敗続きという悪循環に陥る可能性があります。そのため、リフレッシュして気分を切り替える必要があります。ちょっとした休憩を取る、仕事帰りに汗を流す、酒を飲む、おいしい食事をする、ご自身なりの気分転換をしてみましょう。
 

休暇を取る

気分転換をしても気分が晴れない場合、休暇を取り、仕事から離れてみるのもおすすめです。仕事から離れてみることで、冷静になることができ、ミスについて分析ができたり、気分を切り替えたりすることができるようになります。ちょっとした旅行をし、仕事を忘れてしまうのもおすすめです。
 

気にしない・次の仕事に集中する

仕事のミスは気にせず、次の仕事に集中することも大切です。1日約8時間の仕事時間において、数種類の仕事をしている人がほとんどでしょう。違う仕事をすることで、ミスした仕事から離れ、気持ちを回復することもできるようになります。
 

割り切る

仕事にはミスがつきものです。失敗しない人はいないでしょう。多かれ少なかれ失敗はあります。一度や二度失敗したからといって気にせず割り切ることでも気持ちを切り替えることができます。クビになれば、新しい仕事を探せばいいのです。実は向いていない仕事なのかもしれません。向いていない仕事ならば、向いている仕事を探す必要も出てきます。早急な判断は禁物ですが、気持ちを切り替えることで、次の仕事に集中することができるようになります。
 

まとめ

iStock-608524536
完璧な人間はいません。そして仕事でミスはつきものです。しかし、こうした性質があると分かっているからこそ、ミスをしないためにはどうしたらよいのか、どうすべきなのか、ときちんと考えて仕事をする人は失敗しづらくなっていきます。仕事はチームプレーです。管理職ではない人の失敗は上司が負います。深刻に考えずに、しかし、前向きに仕事に取り組むことで、失敗ばかりの状態から脱出できるようになるでしょう。

難しい場合は、上司など信頼できる人に相談してみることをおすすめします。一人で悩まないことが何より大切です。