2018年にエン・ジャパン株式会社が、20代~40代の女性を対象にストレスに関するインターネット調査を行いました。その結果、なんと81%もの女性が仕事にストレスを感じており、1位の報酬面に次いで2位「上司との関係」、3位「同僚・後輩との関係」と職場の人間関係がストレスの要因となっていることがわかりました。

「仕事は楽しいけれど、一緒に働いている人たちとの関係に悩んでいる」という女性も多いですが、ストレスは心身ともに影響してしまい、仕事のパフォーマンスも低下してしまいます。ストレスの原因となる人を分析して、適切な対応をすることでストレスから遠ざかることができますよ。

 

職場の人間関係でストレスが蓄積すると起きる影響

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毎日のように過ごす職場。そこでの人間関係によりストレスが溜まってしまうと、どのような影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

 

精神的な落ち込みや気疲れ

最初に訪れるのが、気持ちの落ち込みでしょう。人間関係で悩んでいると「いつもそのことが頭から離れない」「ネガティブに考えてしまう」「会社に行きたくない」など、精神的に落ち込んでしまいます。また、職場にいるときに他の人に気を遣いすぎてしまったり、苦手な人や怖いと感じている人と接するときに緊張してしまったりすることで、仕事の日は気疲れしてグッタリしてしまうということも起こります。
 

体調不良

精神的な疲れが溜まると、身体的な不調を招くことがあります。ストレスによる体調不良の症状は、頭痛、胃痛、めまい、生理不順、便秘・下痢、吐き気など人によってさまざま。「そのことばかり考えてしまう」と不眠症になったり、食事が喉を通らなくなったりする人もいます。病院で検査をしてもどこにも問題がない場合は、精神的な原因のことが多いようです。
 

仕事へのやる気やパフォーマンスの低下

苦手な人がいても、職場には毎日のように行かなければいけません。人間関係の悩みがあると「仕事へ行きたくない」と思ってしまい、仕事へのやる気もなくなってしまいます。やる気が出ない、集中できない、頭が回らないなどの症状が出ると、仕事へ支障が出てしまいます。また、精神的な疲れや体調不良があるとパフォーマンスも低下してしまい、更なるストレスに繋がってしまうこともあるでしょう。

 

職場の人間関係でストレスが溜まる原因

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周囲にストレスを与える人が職場にいると、人間関係で悩んでしまう原因になります。一緒に仕事をする仲間なので付き合わないわけにはいきませんが、極力ストレスを溜めずにうまく付き合っていくためには、まずはその人たちの特徴を理解しておきましょう。
 

高圧的な人

上司や先輩などに多いのが、高圧的な態度の人。教えてほしいことやアドバイスしてほしいことがあって話しかけても「それくらい自分で考えて」と言われたり、自分の業務で手一杯なのに「これもやっておいて」と高圧的に接してきたりする人が職場にいるとストレスになります。
 

悪口や愚痴を言う人

仕事内容、給料面、上司や同僚など、さまざまなことに対して悪口や不満ばかりを言っている人と話していると、うんざりしてきませんか?また「自分がいないところで、自分も悪く言われているのではないか」と思って、不安に感じてしまう人もいるでしょう。
 

機嫌が悪い人

プライベートなことを仕事にまで引きずって、仕事中も不機嫌な人がいます。不機嫌に対応されるとこちらも恐怖心を感じてしまい、ストレスになってしまいます。
 

嫌味を言う人

「私が若い頃はそうじゃなかった」「そんなに楽に仕事できていいわね」など、いちいち嫌味を言ってくる人もストレスの原因となります。嫌味を言う人とは極力関わりたくないですが、直属の上司などであれば会話をしないことは難しいので、日々そのような人と接しているとストレスが溜まってしまいます。
 

おせっかいな人

根本的に嫌な人ではないのですが、押しつけがましくアドバイスをしてきたり、わざわざ関わってくるようなおせっかいな人も厄介です。良く言えば「世話好き」なのですが、それが裏目に出てしまうことがありうっとうしく感じてしまうこともあります。

 

職場の人間関係でストレスが溜まった時の解決方法

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職場での揉め事や、孤立などでストレスが溜まってしまったら、どのように解決したらいいのでしょうか。具体的な行動を起こすためのポイントをお伝えします。

 

第三者に相談した上で具体的にストレスの原因の記録を取る

信頼できる人がいるならば、まずは相談してみましょう。相談ではなく、愚痴を言う程度でも心が軽くなるかもしれません。また、ストレスの原因を具体的に記録することで、頭を整理することもできます。
「今日はこんなことを言われた」「こんなことがあった」などという具体的な記録は、上長への報告の際などにも役立ちます。
 

上司や会社、適切な部署や機関に報告をする

人間関係でハラスメントを受けている場合などは、適切なところに報告をして対応を仰ぐこともおすすめ。部署内の上司をはじめ、人事部門やコンプライアンス部門に相談したり、労働組合に報告したり、社内の苦情処理機関などに話したりしましょう。その際、ストレスの原因記録を提出することで、効果的な対応が期待できます。
 

仕事に集中している、仕事が忙しいことを理由に適度に距離を置く

ストレスの原因となっている人物と距離を置くことができるのならば、適度な距離を保って深く関わり合わないようにしましょう。話しかけられても「仕事に集中しているので」とやんわりと断ることができればいいのですが、なかなか言葉で伝えられない人は、忙しく仕事をしている様子を見せるだけでも効果的です。あなたが忙しくしている様子を見れば、自ずと相手は話しかけにくくなるでしょう。
 

休暇を申請して、仕事場と距離を置く

物理的に仕事と距離を置いてしまうことも効果的。ストレスの原因となっている職場と距離を置くことで、心が休まったり安定したりすることができます。有給休暇が残っている人は、思い切って申請してみてはいかがでしょうか。
 

部署異動を希望する

部署内での人間関係に悩んでいるようなら、部署を異動することで人間関係がリセットされ、ストレスの原因となっている人と離れることができます。自分の新しいキャリアアップにも繋がる部署異動であれば、より前向きになれますよね。
 

ハラスメント研修の実施を希望する

ハラスメント研修を実施することは、周囲にストレスを与える人が自分の言動を見直したり気付いたりするきっかけにもなります。現在はいろいろな種類のハラスメントがあり、それまでは当然だったような行為もハラスメントと捉える人がいるので、ハラスメント研修は多くの社員が自分の言動を見つめる機会。また、一緒に働いている上司や同僚もハラスメントについて知ることで、適切にケアしてくれるようにもなるでしょう。
 

転職を検討する

思い切って転職をすることも一つの方法です。実は、退職理由の上位が「上司との関係」「同僚との関係」であるという調査結果もあるように、職場の人間関係が原因で転職している人も多くいます。新しい職場で新しく人間関係を築くことで、自分がより一層楽しく仕事ができる環境を見つけられるかもしれませんよ。

 

まとめ

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職場での人間関係は切っても切り離せないものですが、悩んでばかりいても解決は近づきません。自分から行動を起こし、改善のための対応をしてもらったり人間関係をリセットしたりすることで、自分らしく働ける環境を手に入れましょう!