働き方改革は進み、日本でも一人ひとり自由な働き方を選べる環境が整ってきました。
中でも注目したいのが「リモートワーク」。実際のところ、リモートワークは働きやすいのでしょうか?メリット・デメリットは?気になる実態をご紹介しましょう。
   
 

リモートワーク制度とは?

その名の通り、会社から離れて仕事をこなす働き方のひとつ。自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで行うことが多いようです。確かに、近年はそうしたリモートワークのためのコワーキングスペースや貸しスペースも増えてきていますよね。リモートワークの中でも、会社にいる時間の長さによって4つのタイプがあります。

・ハイブリッド・リモートワーク

週の何日かをメインのオフィスで働き、それ以外の日は遠隔で従事する形態。正規雇用者。

・フルタイム・リモートワーク

勤務時間の100%を遠隔の業務により従事する形態。企業に正規雇用されている。

・テンポラリー・リモートワーク

オンラインミーティングなど、一時的に短い時間、遠隔で業務を行う形態。雇用形態は問わない。

・リモート・アウトソース

勤務時間の100%を遠隔で業務を進行。正規雇用者ではなく、外部契約の形態となる。

リモートワークを導入すると、企業側、従業員側のメリットはどんなものがあるのでしょうか。

 

企業側のメリット

1.コミュニケーションが限定され、社員の業務生産性が向上する

会社での仕事は、私語や世間話、仕事の後の飲みなど、何かとアナログなコミュニケーションも増えてきます。もちろん、人間関係を円滑にすすめていくうえでは大切ですが、時にはそこで生じるストレスや時間のロスが業務の妨げとなることも。
リモートワークならば、そうした時間を限りなく削ることができます。

2.コストの削減効果

社員の数名をリモートワークにすれば、机や椅子などの備品、光熱費などの固定費が削減できます。オフィススペースにかかわる家賃や土地代も削減される可能性も。
実際に、アメリカのとあるソフトウェア開発企業では、従業員1人当たり年間10,000ドル、日本円にして約110万円の節約に成功したという報告もあるのだとか。
もちろん従業員にかかるコストも削減されます。交通費などが良い例ですね。

3.従業員の健康改善

毎日決まった時間に通勤・退勤していると、一見規則正しい生活を送っているように感じますが、意外なところで負担がかかっていたりするものです。
ちょっとした不調を感じたとき、すぐに病院に行きにくいという悩みも、リモートワークなら解決。通院のために有給をとるのってなかなか勇気もいりますし、病欠のために有給を使ってしまうのも、なんだかもったいないですよね。
さらに、通勤時間が減少することで健康改善に役立つというメリットも。日本の通勤風景は海外からも揶揄されるほど、少々異常な光景です。
通勤時間の長さは、当人の思っている以上に体やメンタルに影響を与えているのです。
とある調査では、通勤時間が45分長くなると離婚率が40%増加するという調査も。
その正否はさておき、リモートワークによって通勤時間が減少することは、従業員の健康面改善にも役立つという見方が強いです。

4.意外?!連帯感が強化

離れて仕事するとなると、社員同士の連携がとりにくくなるのでは?という懸念の声もあるかもしれません。
ところが近年はリモートワークが増えてきたことで、チャットなどのコミュニケーションツールが充実し、同じ空間で社員同士のやり取りができるので、意外にも社員同士の結びつきは強くなる傾向にあるようです。
ある調査では、リモートワーカーの80%が以前よりも同僚との関係性が強くなったと回答するという事例もあるほど。

5.地理的制約がなくなり、世界各地から優秀な人材を

リモートワークならオフィスへの通勤距離も気にならない。地理的な制約がなくなるので、日本全国どころか、世界中から優秀な人材を採用することが可能となります。

 

従業員側のメリット

1.通勤時間の節約

前述したように、日本の通勤ラッシュは少し異常。誰もかれも、好きであんな満員電車に毎日乗っているわけではありません。
リモートワークなら自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分の好きなところで仕事ができるので、移動時間を節約することもできます。

2.ママにもおすすめ!仕事とプライベートの両立

介護をしている方や、出産・育児中のご家庭にも、リモートワークはおすすめ。
自宅で自分の好きな時間にできるので、介護・出産・育児はもちろんのこと、家事の両立にもピッタリです。

3.障害者にもチャンス

通勤が出来なかったりする障害者も、パソコン仕事くらいであれば自宅でできます。障害があって就職をあきらめていしまっていた人にも、リモートワークが導入されているところに就業のチャンスがあります。

 

リモートワークのデメリットは?

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一見良いことづくめのリモートワークですが、メリットの裏にはデメリットもあります。代表的なものを3つ見てみましょう。

1.さぼりが発生する

リモートワークの仕事の進捗状況は、完全にリモートワーカーの自己管理によります。さぼるリモートワーカーが出てくることもあり、場合によっては仕事のスピード、生産性が落ちることも。

2.セキュリティが甘くなる

社内で仕事をしている分には、オフィスに入るのにもカギやセキュリティカードが必要になったり、パソコンのデータ持ち出しを禁止したり、そもそもネットワークもアクセス制限をかけたりとセキュリティには注意を払うことができますが、リモートワークとなるとそこがどうしても甘くなりがち。
リモートワーカーの使うパソコンのネットワークは制限できませんし、社内のデータを持ち出したまま情報が流出してしまう恐れもあります。
またカフェやコワーキングスペースなど、公共の場で仕事をしていれば、一般の方に情報が見られてしまうことも考えられますね。

3.コミュニケーションがとりにくい

良くあげられるのはコミュニケーションの問題。社員同士のコミュニケーションがとりやすくなったとする反面、言葉だけだと細かいニュアンスが伝わらなかったりと、煩わしい部分も少なからずあるようです。

 

リモートワークに向いてる人と不向きな人は?

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働き方改革が進んでいるとはいえ、誰もかれもがリモートワークをすればよいというものでもありません。リモートワークにも人によって向き不向きがあります。

1.自分で仕事の進め方をコントロールできるかどうか

会社にいれば上司とのコミュニケーションで、否が応でも進捗報告をせざるを得ない場面は出てきますが、リモートワークはたいていが自己管理。進捗報告をしっかりできなかったり、そもそも仕事のスケジュールをしっかり自分で管理できる人がリモートワークにはむいています。

2.積極的にコミュニケーションをとれるかどうか

前述している通り、リモートワークではコミュニケーションの取りやすいツールが増えているということが有利に働いている反面、自分で積極的にコミュニケーションをとらなければ仕事がしにくくなります。
業務連絡にはこまめに反応するのはもちろんのこと、ちょっとした雑談などにも積極的に参加できる人が、リモートワークをスムーズに進めやすい人材といえるでしょう。

 

リモートワーク可なおすすめの会社5選

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それでは最後に、リモートワークができる。おすすめ企業5社をピックアップしてみましょう。

1.リモートワークを支えるチャット。Chatwork株式会社

Chatworkといえば、チャットツールとして多くの企業が導入しています。もちろん、リモートワークの強い味方としても有名。
そんなチャットの源をつくるChatwork株式会社は、創業からリモートワークを取り入れています。自社もリモートワークを取り入れているからこそ、使いやすいチャットツールが提供できるのかもしれません。

2.「制度にしない」柔軟さが魅力。株式会社アトラエ

株式会社アトラエは敢えてリモートワーク制度を設けず、リモートワークをする・しないを選択できる、柔軟な働き方を提供しています。

3.カメハメハ大王?株式会社Misoca

一風変わった株式会社Misocaのリモートワーク制度は、「雨が降ったらリモートワーク」。
その日の天気に柔軟に対応するリモートワーク制度が魅力です。雨が降ったら、とは童謡のカメハメハ大王のようですよね。

4.新卒からフルリモート!株式会社ソニックガーデン

全社員フルリモートで話題の株式会社ソニックガーデン。なんと、新卒からフルリモートなので、新入社員は通勤したことがないのだとか。

5.会議は「バーチャル本社」で。株式会社ダンクソフト

株式会社ダンクソフトは、Skypeで各地の支社をつないだ会議が主流。人呼んで「バーチャル本社」と呼ばれ、その空間で距離の離れた社員同士が交流できる、リモートワークがあたりまえとなっている企業です。
  
 

まとめ

自由な働き方が魅力的なリモートワーク。もちろんそこには責任が伴いますが、積極的に導入する企業が増えてきているということは、それだけ価値があるとみなされているからです。
リモートワークで自由な働き方改革を目指しませんか?

 

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