保険の選び方について、「何をどう選んだらいいの?」「選び方からわからない」という人は多いのではないでしょうか。「30代に必要」「40代におすすめ」といっても、独身か既婚かといった点や家庭環境、収入によっても、保険を選ぶポイントは変わってきますよね。また、男性か女性かという性別の違いでも保障したいものが異なります。

今回は、保険の加入を検討している人のために、保険を選ぶ時に役立つ情報をまとめてみました。
 

保険を選ぶ時のポイント

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保険を選ぶ時は、以下の点をまず明確にする必要があります。

  • どんな保障が必要なのか
  • 保障期間
  • 保障金額
  • 保険料
  • いつまで払い続けるのか
  • 戻ってくるお金

さっそく、一つひとつ解説していきます。
 

どんな保障が必要なのか

まずはじめに、「自分はどんな保障が必要なのか」「何のための保険か」をはっきりさせます。自分の年齢や家族構成によって必要な保障は変わってくるので、目的を考えると自分が入るべき保険が自然と見えてきます。
 

保障期間・保障金額

自分の求める保障がわかったら、保障期間と保障金額を考えます。「一生涯保証してほしい」「とりあえず一定期間保障できればいい」など、自分の目的に沿った期間を選ぶことは、保険を選ぶときのひとつのポイントです。また、万が一の場合に必要とする金額を考えると、保険をある程度絞り込むことができます。
 

保険料・いつまで払い続けるのか

保険を選ぶ時は、月々かかる保険料をいつまで払い続けるのかもチェックします。保障期間や金額が十分でも、家計に負担がのしかかる保険料であっては保険に入る意味がありません。保障や満期時に受け取れるお金を考えると同時に、無理なく払い続けられる金額を選ぶことも大切です。
 

戻ってくるお金

保険を選ぶ時は、保険を解約しなければならないリスクを考えておくことも重要です。そのため、保険を契約途中で解約した場合に戻ってくるお金も考慮しておきましょう。

保険を途中で解約した際に戻ってくるお金を、解約返戻金(かいやくへんれいきん)といいます。保険の種類によっては解約返戻金がなかったり、金額を抑えていたりするものもあるので、チェックしておいてください。
 

自分自身にかける保険の種類を比較する

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保険の選び方をチェックしたところで、自分自身にかける保険の種類を比較していきましょう。保険の種類は、大きく分けると以下の3つに分けられます。

  • 定期保険
  • 終身保険
  • 養老保険

ここでは、定期保険の一種でもある「収入保障保険」も加えて、それぞれ説明していきます。どのようなリスクに備えることができるか、どんなメリットがあるかを比較してみてください。
 

定期保険

定期保険は、家族の生活費や子どもの教育資金に対する不安を取り除くことができる保険といえます。自分の設定した期間内に万が一の保障が受け取れる定期保険は、掛け捨て型が一般的です。

掛け捨て型とは、払い込んだ保険料は解約しても戻ってこないタイプの保険のこと。その分、保険料を抑えることができ、保障金額を高く設定しやすくなるのが利点です。「子供が成人するまで」「〇歳まで」など、自分が求める期間内のみでも十分な補償を備えておくことができます。
 

収入保障保険

収入保障保険も、定期保険と同様に家族の生活費や子どもの教育資金に備えることができる保険です。ただし、定期保険とは以下の点が異なります。

  • 万が一の場合、保険金を分割で受け取ることが可能
  • 時間が経過するごとに、保険金の受取額が減少する

ここで、「保険金の受取額が減少する」と聞いて、不安になった人は多いでしょう。しかし、必要とする保障金額が年齢と共に減少していくのは自然な流れです。「20歳のときに60歳までに必要な保険金」と「40歳のときに60歳までに必要な保険金」とでは、想定する金額が違ってきますよね。

つまり、収入保障保険は合理的かつ良心的な人生に寄り添った保険であると考えられるのです。受け取れる保険料が減少していく分、保険料も安くなるので、家計を圧迫される可能性も低いです。
 

終身保険

終身保険は、老後の資金や万が一の場合の葬儀費用を備えるために活用できる保険です。保険の期間に決まりがなく、保障が一生涯続きます。

解約返戻金が設定されているので、契約途中で経済的に苦しくなった場合の備えとして使うことも可能です。ただし、その分定期保険より保険料が高額になります。そのため、終身保険を契約するときは保障金額の設定に注意し、月々の保険料を無理なく払い続けられる金額にする必要があります。
 

養老保険

養老保険は、保険期間中に万が一のことがあった場合、保険満了時と同額の保険金を受け取れるというメリットがあります。貯蓄性に優れている分、保険料が高額になる場合が多いので、加入する際は要チェックです。老後に備えたい人向きの保険といえます。
 

保険とお金

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保険とお金は切っても切り離せないものですよね。最後に、保険にまつわるお金の問題にスポットを当てて説明します。
 

毎月支払う保険料の金額の目安

毎月支払う保険料の金額の目安は、家庭の収入や事情によって大きく異なります。一般的な毎月支払う保険料の目安に重点を充てるより、「家計バランス」「家族構成」「保険の保障内容」を見て、バランスがとれているかが重要です。家計を見直してみて、自分の家庭に合った保険料を想定してみましょう。
 

保険料として受け取る金額の目安

保険料として受け取る金額の目安は、年齢や家族構成などによって個人で差が出てくるでしょう。一般的な考え方としては、以下の計算式で目安を想定できます。

【遺族が生きていくために毎月必要な金額】-【遺された家族の給料や公的保障などの毎月の収入金額】=毎月必要な保険金額

たとえば、遺された家族が生きていくために毎月かかる金額が30万円、月収入が18万円なら、【30万円-18万円=12万円】となり、ひと月に必要な保険金額は12万円だと考えられます。そして、足りない12万円をどのくらいの年月分保障したいかで、最終的な保険金の総額が算出できます。15年なら、【12万円×180ヶ月=2,160万円】となり、20年なら、【12万円×240ヶ月=2,880万円】の保険金が必要だと想定できるというわけです。

自分の収入共に、価値観や想定する人生プランによって、受け取る保険料の目安は大きく左右されるといえます。
 

保険料にかかる税金とは?

受け取る保険料にかかる税金は、かかるものとかからないものがあります。一般的に、予期せぬ事故や病気などが原因で受け取れる給付金は非課税です。主な非課税の保険料は以下の通りです。

  • 入院給付金
  • 手術給付金
  • 通院給付金
  • がん診断一時金
  • 特定疾病保険金
  • 就業不能給付金
  • 先進医療給付金

反対に、税金がかかる保険料は、以下の通りです。

  • 解約返戻金
  • 死亡保険金
  • 満期保険金

死亡保険金と満期保険金は、契約者と保険金を受け取る人の関係によって所得税・贈与税・相続税とかかる税金が変わってきます。また、契約途中で保険を解約した際に受け取れる解約返戻金と満期時に受け取る保険金には税金がかかることを頭に置いておきましょう。
 

まとめ

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保険を選ぶときは、「自分や家族にどんな保障を備えておきたいのか」が重要なポイントになります。必要な保障がはっきりしていれば、自分が加入すべき保険が自然と見えてきますよ。

とはいえ、保険は人生において大きな意味をもつ契約なので、保険選びには慎重になってしまいますよね。まずは、ブログや本などで調べたり、自分が納得いくまでさまざまな保険商品を比較してみたりして、選びきれない場合はファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみてください。