Clarity Mentor公式プロメンターの鈴木さくらさん。大学でのキャリア支援から企業の人材育成まで、持ち前の明るさとポジティブマインドでたくさんの人を応援し、元気づけ、課題解決やキャリアをサポートしてくださっています!憧れのJAL(日本航空)グループからキャリアをスタートさせ、仕事と平行して大学・大学院に通い「女性の就労」について研究するなど、順風満帆なキャリアのようですが、お話をお伺いすると、自分の力では思い通りにいかないことがあったり、たくさんの努力や工夫がありました。そんなバイタリティ溢れる彼女の人生とプロメンターとしての想いを深くお伺いしました。

(プロフィール)
早稲田大学卒。法政大学大学院政策科学研究科修士課程修了。JALグループにて国際線旅客サービスに従事し、サブリーダー、OJTインストラクターとして活躍。社内アワードを3回受賞。その後ホスピタリティの専門学校に転職、非常勤講師からエアライン科学科長まで昇進し、マネジメント業務や就職支援まで幅広く活躍したのち、2012年にフリーランスとして独立。国家資格キャリアコンサルタント、ビジネスコーチとしての実務経験は高校生から管理職クラスまで多数。代表古屋にひょんなところで出会い、そのビジョンに共感し、2020年6月からClarityに参画。専門家の視点からサービス開発に携わる。物語のあるものや点が線になる瞬間が好き。6歳の姪は妹&親友。

 

JALの地上職として成田空港の国際線で活躍、堅実な努力を重ねアワードを3回も受賞

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ーー航空業界の国際線に勤められていたんですね!憧れます。しかも5年間で3回も社内アワードを受賞されていらっしゃるなんて。

そうですかね〜!航空業界、はたまた国際線となると一見華やかに見えますが、実はかなりの神経と体力を使う仕事なんですよ(笑)時間管理はもちろん、クラス別のお客様への的確な対応が求められます。新卒2年目以降は新入社員のOJTインストラクター、その次にはサブリーダーに昇格し、細かなタスクと同時に責任感を持って取り組めるようになったと思います。

受賞したのはそうしたお客様への正確で親身な対応に加え、身だしなみや仲間への気遣いなども総合的に評価するQCS(Quality of Customer Survice)の社内アワードでした。特に当時移民の多かったバンクーバー路線で不正の入国書類を見つけ適切に対処したことが評価されました(不正書類がカナダ入国時に発覚して入国できないと、航空会社の責任となり、高い罰金や強制送還費用がかかるため、航空会社としては極力回避する施策を取っていました)。目に見える形として評価してもらったことで、モチベーションが一層上がりましたね!

ーー不正入国を摘発するなんて、ドラマみたいですね!すごい!

 

深夜・早朝勤務をこなしながら大学受験、そして早稲田大学へ入学!

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ーーそんな中、どうして大学進学を決意されたのでしょうか。

航空業界は本当にやりがいがあっておもしろかったのですが、同時に仕事を通して自分の視野の狭さも実感するようになって。高校は進学校に通っていたのですが、15歳の時に大好きだった父が病気で他界し、経済的な理由で専門学校を選んだ経緯がありました。でも、やっぱり大学に通いたい、物事や問題を様々な側面から客観的に見る力を養いたい、そう思って社会人4年目に大学進学を決意しました。

ーー早朝・深夜業務もある地上職で働きながら大学受験勉強なんて、相当ハードですね・・・!(汗)

今振り返れば、大変でした(笑)4時起きの早番シフトでは仕事後に新宿にある予備校に直行し19時くらいまで勉強して、家に着くのは23時半ごろ。遅番では早起きして午前中に予備校に行ってから、14時のシフト勤務をして23時に帰宅、その後でも30分は必ず勉強する、そんな日々でした。

今の自分であればもうできないかな…。でも当時の私はとにかく「大学に行って社会学や心理学、スペイン語を学びたい!物事を広く捉えたい!」という気持ちが本当に強かったんですよね。疲労感より、むしろイキイキしてると母に言われました。(笑)

ーー大変なことよりも、叶えたい未来に心が向いていたんですね!無事、早稲田大学に合格されて「女性の就労」について学ばれたのだとか。

はい、JALでの働き方や職場環境が原体験にあり「女性の就労」について研究したいと思っていました。在籍した組織は女性職員が多いので、育休など制度や取得しやすい組織風土が確かにあって。それでも当時は長く続ける社員がいる一方で早期離職者もいて、働き続ける制度や風土は整っているのに早期離職者がいるのはなぜかと問題意識を持つようになったんです。

卒論では、「福利厚生や組織風土とは別に、(社員の負担を減らし会社全体の効率をあげる為に行った)業務の専門化は、女性の就労継続に影響を与える」という仮説を立て、検証を行ったところ、女性就労への強い想いと努力が実ったのか、A判定をいただき、これもまた自信に繋がりました!その後、もっと勉強したくなって大学院進学を目指し、法政大学大学院に進み研究を続けました!

ーー本当にすごいバイタリティですね!!(笑)

 

専門学校に転職、ロールモデルとの出会いから学科長までキャリアアップ

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ーーやりがいのあるJALグループからなぜ専門学校に転職されたのか気になります・・・!

ある専門学校のエアライン科で非常勤講師を募集していると聞き、これまでの経験が活かせておもしろそうと思い転職しました。当時は大学院に通っていたので、非常勤であればフレキシブルに時間を使えるし、学業とも両立できて一石二鳥でした。

ーー非常勤講師から常勤講師、学科長へと順調に昇進されたんですね!昇進への不安はなかったのでしょうか。

正直、不安や昇進欲はあまりなかったんです。それよりもとにかく「エアライン科をもっと良くしたい」という気持ちが強くて。尊敬する女性の先輩講師の方からお声がけ頂き、ゆくゆくは学科長になってほしいと言われ「私で良ければ」という気持ちでお受けした経緯です。

ーーさすがポジティブ!さくらさんが尊敬する程のその先輩講師は、一体どんな方だったのか・・・!?

元JALの客室乗務員(CA)で、政府専用フライトやCAの教官のご経験もある優秀な女性でした。芯が強くて美しくて、聡明さと細やかな気遣いを兼ね備えた方で、手に入れていないものは何もないんじゃないかと周りは思ってしまうくらい、私から見ると非の打ちどころがなくて。エアライン科の学生はもちろんのこと、当時の私にとっても憧れでした。ロールモデルと意識していたわけではありませんでしたが、今振り返ってみると当時の私にとってロールモデル的な存在だったと思います。

ただ一方で、あまりに完璧なその先輩講師に縛られていた自分自身もいて、苦しかったことも確かです。「あの先輩講師だったら、こういうときはどう対応するだろう」と思ってしまい、「私は私らしい学科長の姿がある」というのができなくなり、知らぬうちにあの先輩講師になろうとして、それができない自分に苦しさを感じていたこともありました。

ーー会社やメディアが紹介する女性のロールモデルが完璧すぎて、あんな風になれない・・・と思ってしまう女性は多いんですよね。さくらさんにも似たような体験があったとは・・・。

 

過労で自己免疫疾患に・・・しかしそれが転機となり、キャリアコンサルタントとして独立

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ーーご病気で会社を退職されたとのことですが、差し支えなければその時のことについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

現実的なお話ですが、専門学校は高い就職率が求められる業界なので、学生を就職させなければいけないという組織的なプレッシャーが強かったんです。一方で当時の専門学校生の就活は難しいところもあり、自分なりに奮闘していたのですが、無意識に自分を追い詰めてしまっていたみたいで。自己免疫疾患を患って初めて休む必要があることに気づいたんです。その時はやっと休めたという安堵感よりも、現実になかなか向き合えず、やり場のない悲しさや悔しさでいっぱいでした(笑)

ーーそこからどうやってキャリアコンサルタントに?

療養期間を経て、フリーランスの講師として働きながら「やっぱりキャリア支援が一番やりたい」と思うようになったんです。色々調べてみてキャリアコンサルタントを知り、取得に至りました。現在はキャリアコンサルタントとして大学で様々な学生の就活相談に乗る傍ら、コーチ(※)やメンターとしても支援の幅を広げ、また国家資格キャリアコンサルタント養成講座の講師もしています(※2011年にコーチの資格も取得されています)。

 

「自分と過去と未来は変えられる」ーそう本人が気づくのは今日かも半年後かも分からないけど、今私ができることを精一杯やって、その先は本人を信頼しています。

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ーー自分自身の体験や様々な方へのキャリア支援を経て、今、さくらさんがキャリアコンサルタントとして大切にしていることはなんでしょうか。

「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」という言葉があります。でも私は変えられないのは他人だけで、今の自分を見つめ捉え直すことで、自分の過去も現在も未来も自在に変えられて、いかようにも人生を創造できると実感しています。キャリアコンサルタントとして、クライアントがご自身に向き合って理解を深めて自分らしく生きていけるようサポートをする役割を担っていますが、ご本人が気づいて変わるタイミングは今日かもしれないし、半年後かもしれません。でも、ご本人が望む限り、変わる力があることを信頼し、同時に、それができる自分自身を信頼したいと思っています。

ーー最後に、この記事を読んでいる女性の皆さんにアツいメッセージをお願いします!!

「全てはベストタイミング」、これは私が生きる上で指針としている好きな言葉の一つです。例えば、望まないことが起きたとしても、そのときはその経験から自分に必要な何かを学ぶベストなタイミングなのだと思っています。そして、人生に必要なものは全て自分がすでに持っている。それにいかに気づけるかによって、人生はいかようにも変わっていきます。創造する力は全員持っていて、「自分の人生の創造主は自分なんだ」と一度気づいてしまえば、未来に不安を抱く必要はないんだと思います。

ーーこれからのさくらさんのご活躍が益々楽しみです!素晴らしいお話、ありがとうございました。

取材:(株) Clarity代表 古屋 聡美、ライティング:(株) Clarity マーケティング・インターン 小野 夏実

 

仲間と一緒に成長し合えるコミュニティ・クラブ《Clarity Women’s Club(CWC)》がスタート!

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CWCとは、ワークショップ形式でプロメンターからアドバイスやコーチングを受けられるコミュニティ・クラブ。記念すべき第1回目は、ご自身のキャリアの軸を定めていく4回シリーズのオンラインプログラムです。ただいま参加者募集中。

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