今回登場するまいさんは、新卒で入社した会社に10年勤めながら、そのキャリアのほとんどを通して副業をしてきたという、新しい働き方を経験している方です。その同時並行で走り続けるエネルギーはどこからくるのか、さまざまな副業を継続的に成功させるコツはどこにあるのかなど、気になるお話を聞かせてもらいました。

Mentor's Profile
まいまいさん
パラレルワーカー 
東京生まれ東京育ちの32歳。大学で商業やマーケティングを学んだのち、大手ファッションビルに入社して10年。フルタイムで働きつつ、入社2、3年目ごろからさまざまな社外活動を開始し、現在は主に取材や

やインタビューなど書く仕事を副業としている。

両親から影響を受けた「ビジネス」と「女性の生き方」への関心

――新卒で入社した会社に勤めながら副業を続けているということですが、幼い頃はどんな仕事を志していましたか?

特定の職業はないのですが、私は一人っ子ということもあり、職業観として両親の影響を強く受けました。父は個人事務所を経営していたので、働くことの大変さを間近で見て育ち、私も中学生のころから経営やビジネスに関心を持つようになりました。一方母は専業主婦で、出産と共にキャリアが止まってしまった人。私から見ると仕事で自立して自分の人生を楽しむということを手放してしまったという印象があり、母の背中を通して、女性が仕事で輝くことの意義を考えさせられました。

――そしてファッションの世界へ。

まさに会社ではマネジメントやビジネス全般を学びたいという思いと、仕事を通して世界中の女性をキラキラ輝かせたいという思いがありました。とはいえ、その願いはそうやすやすと思い通りには行かず、2、3年目でそれまであった自信が完全に底をついてしまいました。

憧れの先輩が開いてくれた「ご縁」の扉

――副業を始めたのは自信喪失がきっかけだったのだったのでしょうでしょうか?

「副業」としてすぐに明確な成果が出たわけではありませんが、社外の活動を始めたのはその頃です。自信を喪失したと同時に、非常に安定した会社にいて、「このままここにいても自分が何も変わらない」という焦りを感じて鬱々としていた頃、そんな私の様子に気づいた隣の部署の先輩が、ご飯やショッピングに連れ出してくれるようになって。彼女が「まいまいにはこれが似合うよ」と選んでくれる服がどれもすごく私らしさを引き出してくれて、それらを着ているうちに少しずつ気分が上向いてきたんです。服がメンタルに与える影響というのを教えられた瞬間でした。

――メンターのような方に出会ったんですね。

まさにそうですね。その方は天才型という感じで、言葉のセンスも市場のニーズを読むセンスもずば抜けて鋭く、社内でも一目置かれている存在でした。また親しくお付き合いさせてもらうようになって知ったのは社外の人脈もものすごく広いこと。ある時、その方に連れて行ってもらったイベントで知り合った方がきっかけで社外活動を始めたんです。

――社外活動のきっかけが、社内の先輩だったとは。

そうですね、その方からまた別の方をご紹介いただいて…と「わらしべ長者」のようにどんどん人を紹介していただいて、さまざまなプロジェクトのお手伝いをしているうちに、気づけば7年が経ったという感じです。もともとビジネスに興味が強い方だったのですが、それ以上に、自分を高く評価してくださる方々のために全力で応えたい、という気持ちでここまでやってきたように思います。

副業はフットワークの軽さと愛想の良さを味方に

――人を紹介してもらううえで、何か積極的にアピールしたのですか?

いえ、基本的には受け身です。ただ、単に平凡な日常に飽きてしまうので、面白い人に会いたい、新しい場所を体験したいという気持ちから、イベントや飲みの誘いには必ず足を運んでいて、月に20日くらい飲みに行っていた年もありました(笑)。
副業的な活動もその延長線上にあって、特に最初の頃は、声をかけていただいた案件に対しては、ひたすら愛想良くフットワーク軽く、なんでもやっていましたね。イベントの装飾、トークイベントの企画、食の仕事も、無償でもやりました。自分の適性も嗜好もわからなかったので、とにかく服をいろいろ試着しながら似合う一着を探すように、やってみて「これは違う」「これも違う」と削ぎ落としていきました。

――その中で自分のやりたいものが見えてきたのですか?

ライティングなど「文字」に関わるお仕事は続けたいと思えるようになってきたので、自分なりのポートフォリオにまとめて声をかけてくださる方に送ったりしました。それが営業といえば営業ですね。今は自分のやりたいと思える分野で、ちゃんと金額が提示されるようになりました。自分の好きなことを磨いていきながら、この先は10年後くらいを目標に、エージェントのような立場で、マッチングができたらいいなと思っています。

副業での経験が、会社に貢献できる力になることを目指して

――副業もできる今の職場は、女性が多いそうですね。

7割が女性です。みんな意志が強いし、めちゃくちゃよく働くし、人としても魅力的な人ばかり。特に6歳上の上司は私にとってロールモデルとなる人の一人です。彼女はものすごい完璧主義で、私たちへの期待値も非常に高く、正直言って折れそうになった時期もありました。2年間ほど大きなプロジェクトに携わっていた時は毎日朝から晩まで働き通しで、予算もスケジュールも関わる人もそれまでの経験とは桁違いすぎて思考が追いつかず、ハードル競走でハードルを薙ぎ倒しながら走っているようなひどい状態でした。それでも、彼女が引っ張ってくれるならついていくしかないと思えましたね。本当に、「人たらし」といえるくらい、人を好きだし、人に好かれる人なんです。私にも強く関心を持ってくれたおかげで、辞めようと思わなかったんだと思います。

ーーそんな素敵な本業と副業を常に並走させている立場として、女性たちにメッセージを。

私の同僚でも、素敵な長所をたくさん持っているのに、それが上司に見出されなくて自信喪失している人はたくさんいます。だから皆さんも、もし今の場所で輝けていないとしても、そんなあなたを評価したり素晴らしいと思ってくれたりする場所は絶対あるので、その場所が見つかるまで是非いろいろ動いてほしいと思います。さっきのファッションの話でいうと、あなたがダメなんじゃなくて、似合わない服を着ているだけ。だからいろんな服を試着してみるつもりで、副業に挑戦したり、新しい場所に足を運んでみてください。

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