「結婚しても専業主婦にならずに仕事を続けたい」
「出産や育児などのライフイベントがあっても、戻りやすい仕事はあるの?」
女性が仕事を考える際に、このような悩みが頭に浮かびますよね。
女性が仕事を選択するときどのようなポイントを考慮すべきなのか、そしてどんな仕事が向いているのかを本記事でお伝えします!
女性が仕事を選ぶ時のポイント7つ
男女の垣根なく仕事で活躍できる時代ですが、女性は出産や育児などのライフイベントも考慮して仕事を選択する必要があるでしょう。就職や転職でどんな仕事に就くか悩んだ時に使える、仕事を選択する7つのポイントをお伝えします。
専門性があること
専門性が高い仕事をしていると、年齢や経験を重ねるにつれて自分の武器が強化されていきます。専門性がある仕事は就労者も少ないため、「他に替えのいない人材」と会社に思ってもらうことで、産休や育休などで仕事を離れている期間があっても復職しやすい傾向にあります。また、一定の需要があるため求人数が減りにくいため、ライフイベントによって転職を検討した際にも転職がしやすいというメリットもあります。
今まで培った実績やスキルを活かせること
今までの仕事での実績や、培ってきたスキルは、自分にとっての大きな強みになります。実績やスキルが豊富な人材は、企業側は好条件を出してでも迎え入れたいと思うため、好待遇で採用してもらえる可能性が高くなります。
「キャリアチェンジのため未経験の仕事に就きたい」と思っている転職者も多いですが、ほとんどの企業は経験者を採用する確率が高いですし条件も悪くなってしまうため、好条件で仕事に就きたいと考えている方は今までの実績やスキルを活かせる仕事を選んだほうが良いでしょう。
職場の環境が良いこと
長く働きたいと思っているなら、職場環境は必ず検討すべきポイントです。給与や賞与などの待遇面だけでなく、産休や育休などの福利厚生、育児短時間勤務や残業時間などの業務時間、働いている人たちや職場の雰囲気など、職場環境の良さは継続して働くための必須事項と言えるでしょう。
プライベートが充実させやすいこと
「ワークライフバランス」という言葉が推進されているように、プライベートの充実は仕事面でのパフォーマンスも向上させてくれます。業務時間や有休の取りやすさ、ノルマなどの数値目標のほか、会社全体でワークライフバランスに取り組んでいる企業もあります。女性ならではのライフイベントも念頭に置き、プライベートを充実させやすい会社を選ぶことで仕事も生活も豊かになるでしょう。
近い世代や近い属性の女性が多いこと、女性が多い職場であること
ジェンダーレスの時代とは言え、女性ならではの悩みは女性にしか分からないものです。また、女性は支え合ったり助け合ったりして成長していく特性があるため、近い世代の女性が多い職場だと本音や悩みを分かち合えて成長していくことができます。例えば、これから結婚や出産を迎える年代の女性が多い職場、育児中の女性などが多い職場など、自分と近い世代や属性の女性が多い職場だと安心して働けるので、働きやすいでしょう。
未経験でも歓迎してくれること
女性のキャリアアップに賛同的な会社だと、職種や業務内容が未経験だとしても歓迎してくれます。未経験だと「きちんとできるのだろうか」と不安に思うかもしれませんが、自分の将来のキャリアを考えたときに「未経験でもチャレンジしたい」という気持ちがあるのならば諦めるのはもったいないです。
大事なのは「今できない自分」ではなく「5年後・10年後にスキルや経験が身についている自分」なので、未経験者でもチャレンジしてみましょう。また、求人情報に「未経験者歓迎」と書かれている企業は、研修体制がしっかりしていたり経験豊富な先輩がいたりするので、未経験でも学べる環境が整っていることが多いです。
「自分にとって合っている」こと
他の人にとってはなかなか選びにくい職種や労働条件でも、それが「自分に合っている」と思える仕事であれば人生の満足度につながります。たとえば、夜勤などの就労時間、土日は仕事で平日が休み、大手企業からスタートアップへの転職など、自分が「こっちの働き方のほうが合っている」と思えることが大事です。
女性向けのおすすめの仕事
これらのポイントから、女性におすすめの仕事を5つ紹介させていただきます。
教育関係
学校教師・幼稚園教諭・保育士などの教育関係の専門職や、教育機関の事務、塾や幼児教室の運営会社など、教育関係の仕事は専門性が高いです。専門職に就く場合は資格が必要なので、転職の際に有利になります。
また、子どもや親と接する機会が多い職種のため、女性ならではの心配りが求められる職種です。育児の経験があればそれを活かすこともできるので、女性が長期的に活躍しやすい仕事と言えます。
経理・財務・法務
会社の中で「管理部門」と言われる部署でも、特に経理・財務・法務の職種は特に専門性が高い仕事です。いずれも経験を重ねることでスキルが身につくだけでなく、仕事の幅が広がることで大きくキャリアアップできます。経理や財務で経験を積めば税理士や公認会計士、法務で経験を積めば弁護士の資格も夢ではありません。
また、他の部署と比較すると、管理部門は決められた業務時間内で就業することができますし、ノルマなどの数値目標もないため、働きやすさの面でも人気です。
プランナー
イベントプランナーやブライダルプランナーなどのクライアントのニーズを具現化する仕事は、スケジュールや予算などの細やかな管理能力、ヒアリング力や提案力、トレンドへのアンテナなどが求められるため、女性に向いている仕事です。経験を積むことで年収アップも期待できますし、「これほど大きなイベントを成功させた」「年間○組のカップルの結婚式をサポートした」という実績も培えるため転職でも強みになります。
クリエイティブな仕事
自分の特技や楽しいと思えることを活かせる仕事は、継続して長く働きたいと思っている人には向いています。インターネットが普及している現代ではWEBデザイナーやWEBコーダーの需要は高いですし、動画撮影・編集、ライティング、写真撮影なども一定のニーズがあります。企業に所属してスキルを磨き、個人事業主として独立することも可能です。
また、手芸やアクセサリーなどのハンドメイドは副業からでも始めやすい仕事なので、本職をやりながらスキルアップができます。
通訳
日本企業の海外進出が進んでおり、英語だけでなく中国語やタイ語などの外国語を話せる人材は非常に重宝されます。ビジネス特有の単語や言い回しがあるので、現地の言葉でビジネスのやり取りができる人材は、今や企業にとっての戦力ともなります。
通訳として活躍するためには、留学経験や資格取得などのほか、継続した勉強などの努力も必要です。高いレベルの外国語スキルは復職や転職の際にも大きな武器になりますよ。
まとめ
女性ならではのライフイベントがあるからと言ってキャリアアップを諦めず、スキルや経験を積んだり、働きやすい職場を見つけることで、女性でも長く仕事で活躍することができます。自分らしく輝ける仕事を見つけ、仕事もプライベートも充実させてくださいね。