転職しやすい時期はあるの?

学生の就職活動と違い、転職には企業説明会がなく募集時期が決まっているわけではありません。転職を決めた瞬間から、新しい仕事先の決定〜仕事始めまでのスケジュールを自分で考えなくてはいけません。
厚生労働省「平成27年度転職者の実態調査の概要」の「直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間」の結果をみると、「1カ月未満」が29.4%、「離職期間なし」が24.6%、「1カ月以上2カ月未満」が12.5%でした。退職決定日から再就職決定日までの期間が短く、在職しながら転職活動を行っていた方が多い結果となりました。
在職しながらの転職活動は、職探しに使える時間も短いので転職しやすい時期を抑えてベストなタイミングで転職しましょう。

業界や企業にもよりますが、企業が求人を多く出す時期=転職しやすい時期です。

 

企業が求人を多く出す時期

「9〜10月」

業界や企業によっても異なりますが、「9〜10月」は一般的に上半期が終わり、下半期がスタートする月です。上半期区切りで退職する人がいたり、新しい事業計画やプロジェクトがスタートする時で人員が必要な時期でもあるので、企業も求人を出す時期です。この時期の求人は下半期スタートに向けてすぐに仕事ができる即戦力を求めているので、転職者にとって転職しやすい時期と言えます。

 

転職しやすい年齢は?

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転職サイトによる「2018年に転職に成功した人の年齢調査」によると、20代(25~29歳)が最も転職を経験した年齢で全体の39.6%、30代は全体の36.3%、40代以上は全体の14.0%という結果になり、転職年齢の平均は31.6歳でした。
20代で転職を経験する人が多い結果ですが、どの年代で転職してもメリット・デメリットがあります。また未経験でのジョブチェンジや年収UPを期待しての転職に場合は特に、年齢的なボーダーラインがあると言えます。

 

20代での転職

■メリット

  • 未経験の職種や業界の場合でも、若さがあるので今後の可能性を期待され、採用率が高い
  • 企業によっては「第二新卒(学校を卒業後1〜3年後の若い求職者)」枠が設定されている場合があるので転職しやすい

■デメリット

  • 就職してから退職するまでの期間が短いため「またすぐに辞めてしまうのでは?」と懸念される場合がある
  • 「忍耐力がない」「やる気がない」など社会に適していない人材と思われる場合がある

 

30代での転職

■メリット

  • 経験や実力が身につき、職務経験を積んだ年代として即戦力としての期待度が高いため採用率が高い
  • 組織の中核を担う人材として期待され、転職後比較的早めに職務の中心に置かれる場合がある

■デメリット

  • 未経験の職種や業界の場合、即戦力としての期待度が少ないので吸収力や実行力のある20代の転職者に負けてしまう
  • 女性の場合、結婚や出産・子育て期と重なる場合が多く、女性の働く環境が整っていない企業の場合は転職が決定しにくい場合がある

 

40代での転職

■メリット

  • 経験や実績が期待され、30代以上に即戦力が期待されるので採用された後は社内の上のポジションになる可能性が高い
  • 職歴が長い分、業界内の人脈や取引先との繋がりへの期待度が高いため採用率が高い

■デメリット

  • 未経験の職種や業界の場合、即戦力としての期待度がかなり少なく、職歴が長い分採用する側の企業も新人として扱うことが難しいので採用されない
  • 40代の転職はもともとの年収が高いので、同業界での転職であってもお給料が下がる場合がある

 

未経験でのジョブチェンジしたい場合

未経験での転職の場合、求められることは

  • 吸収力の速さ
  • フットワークの良さ
  • 熱心さや真面目さ

未経験業種へのジョブチェンジの場合、圧倒的な吸収力とフットワークの良さが期待される__20代が最適__といえます。

また採用側からすると、20代の場合教える立場となる上司の方が年上の場合が多いので、教え側も気を使わずに教えることができます。30代、40代は教える側の上司の方が年下になる場合もあり、20代と比べると企業として採用しにくい年代です。

 

年収アップを考えてのジョブチェンジの場合

転職で年収アップをしたい場合、ポイントになるのは

  • 資格や知識量をどれだけ持っているか
  • 人脈をどれだけ持っているか
  • 即戦力として採用してもらえる能力があるか

能力や知識、人脈を持って同業種への転職が、年収アップの場合大きなポイントです。20代で就職した場合、知識や能力、人脈を築くにはある程度経験年数が必要になる場合があるので__30代前半が最適__といえます。

30代後半になると経験年数は長くなりますが、その分年収も高くなるので、採用側からすると年収が高い分採用を躊躇してしまう場合があります。

 

現職を退職するベストなタイミングは?

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転職活動期間をどのくらい取れるかで、現職を退職するタイミングが変わります。転職者にとって転職しやすい時期を考え、ベストなタイミングで退職を進めましょう。

 

企業側の求人への動き

●1〜2月

冬のボーナスをもらってから退職する人が出た場合、企業は「1〜2月」に人員補填のための求人を出すことがあります。しかし、3〜4月で新卒者の入社が決まっている企業は積極的な求人募集は行いません。

●3〜4月

業界によって異なりますが、一般的には、新年度のスタートは「3〜4月」と言われています。新しい年度が始まる時は求人も多く出ますが、3〜4月に関しては、新卒者採用が多い時期なので、転職者の採用は積極的に行いません。

●5〜6月

新卒採用者が仕事を始めてから1〜2カ月すると「仕事がつらい」「仕事が合わない」など、いろいろな理由で離職する人が出る場合があります。その際、企業は「5〜6月」に人員補填のための求人を出すことがあります。

●7〜8月

夏のボーナスをもらってから退職する人がいるため、企業は「7〜8月」に人員補填のための求人を出すことがあります。しかし、7月は新卒採用者のインターンが始まり人員補填が必要なくなったり、8月は夏休みを長くとる企業も多く面接時間も取りにくい、など企業によっては求人を出す時期を9月にする場合もあります。

●9〜10月

一般的に上半期が終わり、下半期がスタートする月のため、上半期区切りで退職する人がいたり、新しい事業計画やプロジェクトがスタートする時で人員が必要な時期でもあります。下半期スタートに向け、すぐに仕事ができる即戦力を求めてキャリア重視の求人を出す場合もあります。

●11〜12月

冬のボーナスをもらってから退職する人がいるため、企業は「11〜12月」に人員補填のための求人を出すことがあります。しかし、12月は年末年始で休みを長くとる企業も多く、求人を出す時期を年明けにする場合もあります。

1月〜12月の間で、__転職者にとってベストなタイミングは「9〜10月」__と言えます。

 

9〜10月に転職する場合

厚生労働省「知っておきたい働くときのルールについて」では、一般的に就業規則などに「退職する場合 は退職予定日の1カ月前までに申し出ること」というように定めている会社も多いと記載されています。勤務先の就業規則で退職手続がどうなっているか確認が必要です。

 

  • 3〜4月 転職先の情報収集を始める
  • 5〜6月 転職を決定し、本格的に転職活動を開始する
    ※転職先には7月には現職を退職し、9〜10月入社希望の意向を伝えて転職活動しましょう。
  • 7月 退職する旨を勤務先に申し出る
    ※可能であれば夏のボーナスをもらってから申し出ましょう。ボーナス前に退職を申し出るとボーナスが出ない場合もあります。
  • 8月 現職を退職する
  • 9〜10月 転職先に入社

 

まとめ

転職は就職活動と違い、決まった時期に説明会や活動期間があるわけではありません。

また、現職の仕事をしながら転職活動をする場合が多く、活動時間が少なく決定するまで時間がかかります。転職は人生のターニングポイントにもなる大きな変化です。転職する年代のメリット・デメリットを知り、ベストなタイミングを抑えて自分にとっていい転職をしましょう

 

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