社会人になると、学生時代のときのように「まだ学生だから」「まだ若いから」とある程度許容してもらえることはほとんどありません。失敗すると会社での昇進などが絶望的になるリスクもあります。失敗は単純なビジネスマナーが理由の場合もあるほどです。ビジネスマナーについて、すでに身につけている人もこれから身につけたいという人も今一度確認してみましょう。
 

社会人としてマナーを守るメリット3つ

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社会人としてビジネスマナーを守るメリットは、失敗を防ぐだけでなく、3つのメリットが挙げられます。

  • スタートラインに立てる
  • 周囲と差をつけることができる
  • 印象が良くなる

 

スタートラインに立てる

社会人にとって、ビジネスマナーは共通言語。そのため身についていることが当たり前で、身につけてようやく一人前の社会人として認めてもらうことができます。ビジネスマナーが身についてやっとスタートラインに立てるのです。身についていないときには、「学生気分が抜けていない」「社会人としてなっていない」とみなされてしまい、相手にされません。
 

周囲と差をつけることができる

特に新人の場合、ビジネスマナーが身についていると、それだけで一目置かれます。まだ学生気分が抜けていない人も多いためです。学生のときにしていたアルバイトで身につけたり、秘書検定の勉強、ビジネスマナー講座の受講をしたりするなど、学生時代に身につけることもできます。
 

印象が良くなる

ビジネスマナーは社会人の共通言語、とお伝えしました。できて当たり前ですが、できていない人も時にはいます。そのため、きちんとマナーが身についているだけで印象が良くなります。ビジネスマナーについて、「くだらない」「自然に身につくもの」という人もいますが、しっかり確認することをおすすめします。
 

社会人として守るべきマナー13選

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それでは、社会人として守るべきビジネスマナーについて簡単に確認していきましょう。詳細は本や新人研修などで学ぶ機会もあるかもしれません。

 

言葉遣い

ビジネスにおいての言葉遣いは、丁寧語だけでは足りず、尊敬語や謙譲語を駆使することも必要になってきます。特に接客業の場合は、言葉遣いによって商談の成果が左右されることもあるほど重要です。つい普段の言葉遣いになってしまうこともありますので、社内ルールも確認したうえで、意識的に身につけていく必要があります。
 

服装・身だしなみ

人の第一印象で、その後が左右されるといわれているほどです。それだけ見た目が大事な要素となっていきます。特に服装や身だしなみです。服装は制服があるのはそのためでもあります。身だしなみは本人の心がけ次第でどうにでもなります。清潔感だけでなく、シャツにはアイロン、靴はきれいに磨くなど身だしなみも確認しましょう。
 

エレベーターの乗り方

エレベーターは、ボタンを押し、すぐに乗れるように止めておきます。手で扉を押さえ、来客者や上席に先に乗ってもらいます。最後に乗り、階数のボタンなどを操作していくのです。目的の階数に到着の際は「開」のボタンを押して先に同乗者に出てもらい、自分は最後に出ます。
 

挨拶

挨拶はビジネスの基本中の基本です。朝、社内に着いたら挨拶します。部署の席に座る際に部署内の人に挨拶し、席を外している人がいた場合は、その後戻ってきたタイミングで挨拶をするのが基本です。自分から挨拶するようにしましょう。
 

席次

タクシーでの席次、会議での席次などがあります。席には上座・下座があり、上座に目上の人や上席を、自分は下座に座りましょう。基本的に上座は奥、下座は出入口付近ですが、個々に異なることもあります。一通りチェックしておきましょう。
 

名刺交換

名刺交換は、初対面の挨拶の際に行われる場合が多いため、印象の良し悪しが決まってしまうこともあります。名刺入れに自分の名刺をきちんと用意しておきましょう。立ち上がり、自己紹介とともに名刺を差し出します。先方も同じように行いますので、同時に受け渡しになります。受け取るときに「頂戴します」と一声を忘れないようにしましょう。
 

電話

電話応対はビジネスにおいて必須事項です。顔が見えないからこそ、ビジネスマナーをきちんと身につけておきましょう。言葉遣いとともに、利き手とは逆の手で受話器を握り、利き手でしっかりメモを取れるようにしましょう。
 

メール

メールも社会人としてのマナーがあります。冒頭でのあいさつ、用件、署名です。会社によって形が定まっている場合もありますので、気をつけましょう。
 

立ち居振る舞い

立ち振る舞いは、社会人としての印象を左右します。不平不満を顔に出すことなく、笑顔で応対しましょう。お辞儀の角度、私語を慎むなど基本的なことも多いです。ドアの開閉など、細かい動作について意外に見られていることもあります。
 

SNSや撮影

アルバイト店員のSNSについて問題になったことがありました。ちょっとしたSNSの投稿で会社の信用が傷ついてしまうこともあるのです。社内の取り決めなどをしている場合もありますので、確認しておきましょう。なお、会社で働くことは一定の守秘義務を負う契約になっています。そもそも仕事上で得た情報など、簡単にSNSなどで外部に漏らしてはならないのです。
 

面接

上司との面接はビジネスパーソンとしての態度をみられてしまいます。また、アルバイト採用をするときに担当する面接などは会社の顔としての態度とみなされてしまいます。きちんとした言葉遣いや振る舞いを心がけましょう。
 

時間や期限の管理

社会人として時間を守ることは常識中の常識です。訪問など約束がある場合、10分前には到着し、身だしなみを整え、時間になるのを待ちます。5分前になったら、受付などへ連絡をします。遅刻しそうなときは、気まずいとしても、必ず連絡を入れるようにしましょう。時間は社会人にとって重要な要素になります。遅刻などは相手を待たしてしまうことで、業務の時間を奪ってしまうからです。そのため、一分遅刻しても商談が成立しなかった、などという場合もあります。
 

報告連絡相談

仕事の基本は「ほうれんそう」といわれています。これは、報告のほう、連絡のれん、相談のそうを取ったものです。

報告は、上司に仕事の進捗状況などを報告するものです。何かトラブルに巻き込まれそうなとき、事前に知らせておくべきことなどについてもれなく報告します。報告を怠ることは、上司の指示が遅くなり、取り返しがつかない事態を招くことにもなりかねません。

連絡は、業務の進捗が予定通りに進んでいないときなどです。また、取引先との会議など情報共有が必要な場合などに連絡します。連絡手段はメールやビジネスチャットなど会社によってさまざまです。

相談は、自分自身では判断できない事態に直面したり、失敗したりしたときに、きちんと相談します。相談は早めにしましょう。自己判断で対処して事態が悪化したり、思わぬトラブルに巻き込まれたりしては大変ですし、会社や上司などに迷惑がかかってしまいます。
 

まとめ

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ビジネスマナーについては、親しい相手に対する場合や所属している会社で異なることもあります。しかし、マナーができていなくて困ることはあったとしても、できていて困ることはありません。ぜひこの機会にマナーを確認してみてはいかがでしょうか。意外なマナーがあれば、友人にクイズを出してみるなど楽しんで身につけてみるのもおすすめです。