資格を取得する意味

近年は、女性の多くが長い時間働くようになってきています。しかし、女性は妊娠すれば一度離職することも多く、再就職先に困ることもあります。
資格を取得しておけば一生困らないというわけではありませんが、ある方が仕事の幅が広がります。
また、自分で積み重ねた努力と知識があるので、自信もつき面接などでも堂々と振る舞えるようになります。

通勤時間は毎日資格取得のための勉強に当てる、と決めておけば習慣化できるのでおすすめです。
では、具体的にどのような資格を取得するのが良いのでしょうか。今回は30種類の資格を紹介します。興味のある資格があったらぜひチェックしてみてください。
 

独学でも取得しやすく、生かしやすい資格10選

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◇マイクロソフトオフィススペシャリスト
こちらは、下記の「マイクロソフトオフィスエキスパート」が上級編だとすれば、その中級編という位置づけです。科目はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5科目です。

◇マイクロソフトオフィスエキスパート
マイクロソフトオフィススペシャリストのさらに上の資格となり、科目はWord、Excelのみです。

◇日商簿記検定
いわゆる簿記と言われる資格で、1,2,3級、簿記初級、原価計算初級と様々な種類があります。経理事務に必要な会計関連の知識だけではなく、財務諸表を読んだり、基礎的な経営管理や分析力がつきます。

◇ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、「家計のホームドクター®」とも呼ばれ、暮らしとお金にまつわるアドバイスを行う仕事です。そのため、銀行などで働く新卒社員が取得することも多いです。また、最近ではお金にまつわるメディアでの執筆活動にもファイナンシャルプランナーの肩書と知識が役立つことも多いため、人気の資格の一つといえます。

◇TOEIC
ビジネス英語の能力をはかるもので、リスニング5~495点、リーディングが5~495点、スコアの満点が990点の試験です。業種や職種により求められるスコアは変わりますが、初心者はおおむね600点、上級者は800点以上を目指すと良いでしょう。

◇TOEFL
TOEICがビジネス英語だとしたら、こちらは海外の大学などで使える国際基準の英語能力測定試験といえるでしょう。こちらはリスニング、リーディングに加え、スピーキング、ライティングも含まれます。

◇秘書技能検定
こちらはオフィスマナーを確認するための資格といってよいでしょう。大学生でも取得する方は多く、難易度もそこまで高くない試験です。秘書になるために必要というよりは、オフィスワークの際にいかにビジネスマナーをわきまえた振る舞いができるかを確認するための資格といえるでしょう。

◇ウェブデザイン技能士
ウェブ制作系で取得できる資格は少なく、その1つであるため自分の実力を測るために受検するのはよいでしょう。ただし、実務をするにあたって必要となるセンスを試す試験ではないため、これを取得することを目指すだけではスキルに不足が出るでしょう。その点は実務経験を重ねて培う必要があります。

◇整理収納アドバイザー
こちらは部屋が片付かない原因を解決する手法を身につけるための資格であり、仕事に直結するわけではありません。しかし、部屋をなかなか片付けられない人は自分の考え方の癖を見直したり、片付けのノウハウを学ぶことで仕事にもいかすことができるかもしれません。

◇実用ボールペン字
こちらもそれだけで仕事につながるというわけではありませんが、一目置かれるスキルです。IT化されてきたといえど書類を提出する機会はまだまだありますし、自分の書いた字を見て下手で恥ずかしい、と思うこともなくなります。仕事以外でもメリットのある資格です。
 

人気の資格

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◇医療事務
医療事務の資格とは医療機関で受付から会計、診療報酬請求業務を行う際に使える資格を指します。具体的には以下のようなものが該当します。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
    合格率5~6割、試験は年12回、毎月実施
    最も認知度の高い資格、医療業務に関する業務能力と知識を問われる問題が多く出題される

  • 医療事務管理士技能試験
    合格率5割程度、試験は年6回、奇数月の第4土曜日実施
    患者受付から、カルテ管理、診療報酬明細書の作成など医療事務業務のサポートにあたる業務を中心に出題される

  • 診療報酬請求事務能力認定試験
    合格率4割程度、試験は年2回、7月と12月に実施
    唯一厚生労働省が認定した資格で、難易度は高い。診療報酬点数は2年に1度法律改正が行われるため、常に最新の法改正の内容を理解しておく必要がある

  • 医療事務認定実務者
    合格率9割以上、試験は年12回、毎月1回実施
    在宅でも受験可能であり、非常に合格率の高い資格。初心者向け

仕事をするにあたり必須の資格というわけではありませんが、資格を持っていると新しい職場でも即戦力になりやすく、就職活動においては強みになるでしょう。

調剤薬局事務
こちらも医療事務と同様、業務にあたって資格が必須となるわけではありません。しかし、求人の数が少なく資格を持っておくと就職活動において有利になることも多いため、とっておくと良いでしょう。

  • 調剤事務実務士
    試験日は毎年7月、12月の年2回。合格率6割程度
    受験には教育指定校及び団体受験が必要なため、予備校などに通って取得する必要がある

  • 医療保険調剤報酬事務士
    医療保険学院の医療保険調剤報酬事務士講座を受講する必要がある。試験は年12回、毎月実施。合格率不明

  • 調剤事務管理士
    試験は年6回、1月・3月・5月・7月・9月・11月の第4土曜日実施。合格率は6割程度。受験資格は特になし

  • 調剤報酬請求事務専門士
    1級資格は調剤事務関係の資格で最難関。
    合格率は1級2割程度、2級4割程度、通信2級が3~4割程度、通信3級5~6割程度
    試験は年2回、7月・12月、受験資格は特になし

◇介護事務
こちらも、医療事務、調剤事務と同様、業務にあたって資格が必須となるわけではありません。介護報酬請求業務を主に行いますが、その他の事務作業なども多く発生するでしょう。
しかし、今後需要増大の見込みがある業界で重要とされる介護事務に従事できるため就職口も多く、今後も求人数が増えることが予想されます。資格をもっておくと非常に重宝されるでしょう。

  • 介護事務管理士®
    「JSMA(株式会社技能認定振興協会)」が認定する資格。
    合格率は5割程度、試験は毎年6回、奇数月第4土曜日に実施

  • ケアクラーク®
    「一般財団法人 日本医療教育財団」が認定する資格。
    合格率は7割程度、試験は年6回、毎年4月・6月・8月・10月・12月・2月に実施。

そのほかにも民間資格はありますが、受験資格が特にないもののみをここには記載しています。

◇歯科助手
こちらも、業務にさしあたって資格が必須となるわけではありません。しかし、歯科クリニックは多く今後も需要のある職種といえるでしょう。日本歯科医師会の認定する歯科助手資格認定制度などを利用して資格を取るとよいでしょう。

◇証券外務員
証券外務員とは、簡単に言うと銀行や証券会社、生保、損保といった金融機関で働く営業職のことです。この資格を持っていないと金融関係の営業はできないため、金融機関で働くことを検討しているのであれば取得しましょう。

◇メンタルヘルス・マネジメント(R)検定
大阪商工会議所、施行商工会議所が主催する検定で、職場のメンタルヘルスについての初期対応などを行う際に必要な知識を問う検定です。特定の職種につくために必要というわけではありません。

◇日本語教師
入国管理局が定める「日本語教育機関の告示基準」を満たす人が外国人に日本語を教えることができます。

  • イ 大学(短期大学を除く。以下この号において同じ。)又は大学院において日本語教育に関する教育課程を履修して所定の単位を修得し,かつ,当該大学を卒業し又は当該大学院の課程を修了した者
  • ロ 大学又は大学院において日本語教育に関する科目の単位を26単位以上修得し,かつ,当該大学を卒業し又は当該大学院の課程を修了した者
  • ハ 公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する日本語教育能力検定試験に合格した者
  • ニ 学士の学位を有し,かつ,日本語教育に関する研修であって適当と認められるものを420単位時間以上受講し,これを修了した者
  • ホ その他イからニまでに掲げる者と同等以上の能力があると認められる者
    出典:http://www.moj.go.jp/content/001265460.pdf

そのため、大学や大学院で日本語教育を学んだこと、日本語教育能力試験に合格していること、420時間以上の日本語教育に関する研修を修了したこと、という条件を満たさなくてはなりません。

◇ネイリスト
ネイリストには、美容師とは違い国家資格がありません。「INAネイルスペシャリスト技能検定試験」「JNEネイリスト技能検定」「ネイルサロン衛生管理士」などの民間資格でスキルをアピールするのがよいでしょう。

◇ヨガインストラクター
こちらもネイリスト同様、国家資格は存在しません。民間資格では「全米ヨガアライアンス」が有名で、他にも、一般社団法人 全日本ヨガ協会(AJAY)、社団法人 日本ヨガインストラクター協会(JYIE)、国際ボディメンテナンス協会(IBMA)などが試験を実施していますので、自分にあったものを調べると良いでしょう。

◇カラーコーディネーター
色の性質や人間の心理、商業的に色を使う場合に必要とされる知識を問う試験です。
1級~3級まであり、3級の合格率は7割程度ですが、1級になると3割程度へと下がるやや難しい資格だと言えるでしょう。
 

キャリアチェンジにも活かせる国家資格

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◇ITパスポート
「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、平成21年4月に新設されました。基礎的な情報処理関係の知識を問う資格です。これがあるから就職に有利になるというわけではありませんが、改めて自分のIT知識を確認するために取得するのがよいでしょう。

◇宅地建物取引士
不動産取引を行う者に必要な資格で、これがないと不動産売買、賃貸物件の斡旋などを行うことはできません。受験資格について特に制約はなく(※合格後、資格登録には一定の条件があります)、キャリアチェンジの際にもいかしやすい資格です。

◇旅行業務取扱管理者
旅行業者は、各営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を1人以上置かなければならず、一定以上の需要がある資格です。「国内旅行業務取扱管理者」と「総合旅行業務取扱管理者」の2つの資格があり、前者は国内旅行、後者は海外を含めた旅行を取り扱うことができます。

◇保育士・介護福祉士
保育士は、主に子どもや育児中の親とかかわる仕事です。大学や専門学校で専攻していなくても条件を満たせば取得することができます。また介護福祉士は主に高齢者や、そのご家族と接する仕事です。受験資格は少しややこしいので自分はどれに該当するのか、ホームページでの確認をおすすめします。

◇行政書士
行政書士は、行政に提出する書類周りの業務を行う仕事です。他の法律系の資格よりも取扱範囲が広く、自分に向いた分野の知識をつけ、得意業務を増やすことのできる資格のため、人気があります。

◇司法書士
司法書士は裁判所、検察局などに提出する書類の手続きほか、登記関係の手続きを代理で行う仕事です。独学でも勉強することができますが、かなり難しいと言えるでしょう。

◇社会保険労務士
会社にとって重要な要素であるカネ・モノ・ヒトのなかでも、主にヒトの部分に関する業務やコンサルティングなどを行います。労働及び社会保険に関する知識を有する必要があります。

◇社会福祉士
身体障害者や、生活困窮者、ひとり親など、日常生活を送るのに支障がある方々を支援する仕事です。福祉や医療に関する相談援助に必要な知識を要する資格で、今後もニーズが増える資格の1つです。

◇キャリアコンサルタント
平成28年4月から国家資格となり、似た名前の肩書を名乗ることができなくなりました。働く人々の職業選択やキャリアなどのの相談を受け助言及び指導をする仕事です。

◇調理士・栄養士
調理士は栄養学などの知識を持ちながら調理を専門とし、栄養士は栄養学などの知識を活かして献立作成や調理などを行います。栄養士の上位資格である管理栄養士は、病気治療のための栄養指導、福祉や医療の現場での献立作成などを担当できるようになります。
 

まとめ

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多くの資格がありますが、民間資格・国家資格それぞれ資格取得のためには時間もお金も必要です。筆者の周りにも、資格を取得しようと頑張ったものの様々な理由で続かなかったという人は多くいます。自分のキャリアプランをしっかりたてて、計画性のある資格取得を目指してくださいね。